干し草の季節
今日、こちらに来て初めてパソコンにインターネットが繋がりました。
嬉しい。写真をまとめてあげてみます。
最近こちらは、村人総出で山へ芝刈りに行かれております。
山もり背中に担いで降りてきて、干して、ため込んでいらっしゃいます。
冬の牛や、羊のエサを今から用意し始めます。
私も、草刈りに誘われています。まだ、体調が本調子ではなく、やがてお手伝いに行く予定です。
もう冬の準備が始まっています。
雨季の山並み
この子の名前は、ニルマーラ。 よく遊びに来てくれる。ある日の朝、花束を作って遊びに来てくれました。ステキな朝。うれしかったよ~~。ありがとう
ニルマーラとソニア かわいいお隣さん。
ニルマーラとソニアのお母さんは朝から山に行ってしまったので、この日は私が学校の支度をお手伝いすことに。投稿時はおさげに決まっています。
お隣さんの朝ごはんの風景。
織物をしているお爺さん。この日、この布の織り上がりまで見せてもらう。
村は、今、干し草作りの真っ最中。広場は一面、干し草だらけ
この前、日本に帰国中に結婚をあげた二人。村にも戻って、お祝いに遊びに行って、記念に一枚。二人で農作業に向かう姿が幸せそう。新郎もますます逞しく生き生きしてきています。とても幸せそうな二人。見ていて幸せになります。末永くラブラブでいてください。
大量に干している草。大きな岩陰に積んでいく家族
枠の間にどんどん押し込んでいきます
干し草を撚りながら、束を作っていく。父と息子、並んで撚っては、束ねて、積んでいく。
家族みんなで真剣に働く。子供も一人前に要領良くこなしていく。
ひかりのパイプオルガン。
最近、幾つかの詩集を読んでいました。少し古いものが多く、その頃の作者が見ていたような世界が目の前にある様に思います。なんだか、親近感が沸いてきてしまったり、本がお友達になってきています。。。本当に村に一人なのでしょうがないとしておきましょう。
好きな本を読んで、きれいな景色をを見て、音楽を聴いて。
ゆっくり、身体とも向き合っております。
やはり、標高が高いのに、最初から無理しすぎたな~と思いました。
最後に、最近読んだ詩を。。。
ヘッセ詩集より
村のゆうべ羊
羊を連れた羊飼いが
静かな小道を通って入っていく
家々は眠たげで
もうたそがれ、居眠りをしている
私はこの村の中で
ただ一人の異邦人だ。
悲しみ痛む私の胸は
憧れの杯を底まで飲みほす
道がどこまで私を連れて行っても
どこにでもなつかしいかまどの火が燃えていた
ただ私はついぞ、自分のふるさと
自分の国というものを感じた事がない
地球と宇宙と眠りのひみつ
地球と宇宙
太陽は西の空に進み見えなくなってしまった。森の花達はまぶたを閉じるように花弁を閉じた。夜の世界がやってきて、地球の唄う、子守唄が聴こえてくる。大地は唄う。たくさんの命に向けて。毎夜、彼女はたくさんの唄を送る。
その、心地よい優しい音色を聴きながら、身体を横たえる。
大地の息づかいと、身体の息づかいが重なった頃。
お腹の辺りから、大きな翼が広がって、くるりと人魚が跳ねるように、跳ね起きる。横たわる身体を見つめ、微笑みかける。
耳を澄まし、意識を高く高く、星の瞬き、宇宙の音律を聴きわけて。
Tibet の僧侶の唱えるお経のように、響く倍音。そこに重なる、クジラの鳴き声のような高音。竪琴のようなしらべ。
星々は囁くように歌い、それは重なっていく。それぞれの銀河は違った音色を奏でて、それぞれの唄を聴く。
宇宙の暗さと、輝く星と、銀河のしらべの波間を泳いでいく。
深い海の底へ潜っていくように。。。
星々の囁きと、銀河の協奏曲の中を、踊るように、伸びやかに泳ぐ。
大地が子守唄を歌いおえ、東の空が白む頃。
たくさんの魂が宇宙での遊びを終えて、地球へ戻ってくる。
輝く顔に微笑みをたたえ、イルカがくるりと宙返りして水面に吸い込まれるように。身体の中へ戻っていった。
東の空。山の隙間より太陽が顔を出す。
身体は太陽の光の下へ向かう。
大地とたわむれる時間がやってきた。朝日のシャワーを全身に浴びて。
手と足を大きく伸ばした。
大地と太陽と肉体。
宇宙と銀河と光。
2つは1つ、永遠のしらべのなかに。
Bella Terra
美しいこの星を讃え謳おう
ヒマラヤ便り
■
買い物に下の街に行った帰り道。
沈んでいく太陽と、動いていく雲。
瞬間。瞬間の美しさ。
日々の移ろい。四季の移り変わ らり。
こちらは、雨季が終わりかけ、植物は交配期に入ったようで、花が咲き乱れ始めています。
山の中には、食べ物がいっぱい。
道を歩きながら、野草、フルーツを取りながら、食べながら歩いています。
りんごを干しています。
薬草を干しています。
キノコ狩りもできます。
山には、ベリーがたくさんなっています。
食べきれないので、りんごと洋梨はジャムにしましょう。
私は、畑はしていないのですが(めちゃくちゃに荒らされて、諦めた今年です)とにかく、食べ物や薬草が山にたくさんあって。
自然はすごい!すごい!と、毎日、感じます。
山からの頂き物。食欲の秋の始まりです。
電波がわるくて。
パソコンがまだ1度もネットに繋がっていません。
写真は、今日はこれまで。
こちらは、とにかく、キレイです。
地球。
いつもありがとうございます。
Terra Bella
美しいこの星。
ありがたいです。
For winters
まだ、気が早いようですが、今年の冬に向けて。帽子、靴下、ショール、セーターなど、出来上がってきています^ ^
Rain season in Himalaya
こちらは、雨季のヒマラヤです。
今年は、雨が多いです。
昨年は、雨が少なくて、作物が不作でしたが、今年は、りんごや梨、豆。豊作そうです。
時期には、まだ早いのですが、りんごも梨も毎日いただくので、蒸し煮にして、パンケーキに添えて頂いています。
ここでの毎日の楽しみは、朝の一杯のコーヒーです。
この時期は、若草が生い茂るので、馬や牛、羊のえさの草を毎日刈りにいって、山盛り担いで帰ってきています。
8月15日は、こちらでは、兄弟、姉妹を祝福しあう日でした。
朝から、会う人、会う人から、スイーツを頂き、おやつでお腹がいっぱいでした。
毎回、帰ってくるごとに、村の人とまた少し仲良くなっている気がします。
羊飼いのお父さんは、タイミングよく、遊牧から村に帰ってきていました。
羊も馬も、放牧に4000mの高地に行って、強く逞しくなって、毛もいい感じだよ〜〜夏毛の刈り取りが楽しみだなぁ〜〜!と、興奮気味におっきな笑顔で話す。
そして、私は、村で奥さんたちと紡いで織って、日本に伝えるからね〜〜。あなたは、安心して山で羊を追ってくださいね。
羊飼いと私の気持ち良い関係。
おじいちゃんは、織物を手慣れた行程で進めていく。
ゆっくりなんだけど、無駄が一切なく、淡々と進んでいく姿に、熟練の技に感動しました。
おじいちゃんに、教えてほしい言うと、教える事なんかないと言う。
もうだいたいわかるんだから、後は、たくさん見て、作って、考えて、また、作って、考えて上手くなればいいという。
私は、まだ、なんで、こんな生活をしているのか、実はわかってなくて。
ビジネスには、程遠く。
もっと、楽に教えてもらえる場所もあるのにな〜〜
山に来てから、外国人にも会ってないし、孤独という言葉を深く深く知っていく日々なのに。
ただ、私は、ここが好き。
村人全員、農薬、遺伝子組み換えなんて!信じられない!
草刈りは鎌で!
自分達は、大自然の中で生きていけるんだ!という。誇りに満ち溢れている。
私も、まったく同じに思うので、ここに来ると作れる。
作りたくてたまらなくなる。
安心できる、納得できる素材がたくさんある。
村人たちも、明日、明日とは言うけれど。
無理して、きちきち時間を決めなくても、ちゃんとできる。
焦ることはないのだけど、動きにも、思考にも無駄なく。
満月、お盆、終戦記念日、そして、兄弟を祝う日。が、重なった8月15日。
この100年くらい、人類はかつてない業を生みだし、そして、自分達の生みだした業に苦しんできたのではないでしょうか?
戦争や、原発問題。。。領土を奪い合い。自然環境を後回しに、人間の都合を優先した生き方。
おばあちゃん、おじいちゃんは、戦争を乗り越え、私達まで命のバトンをつないでくれました。
苦しく、悲しい事も見てきたんだろう。でも、私達につないでくれました。
この村の人達は、世の中の流れ、成長に乗っかってきませんでした。
業から離れて、自分達の範囲で、自分の手で、足で、生き抜いてきました。
便利な生活に、身体も心も魂も売りませんでした。そしたら、誇り高い輝く人間の本来の姿も残りました。
私は、経済成長を求て豪の中で、新たな業を生みだす生き方は向いてなくて。自分の手で、足で、まっすぐ生きるために、今ここにいる。のかもしれない。
毎日、クタクタ、雨ばっかだし、やっぱり楽しいよ〜
自然の中で、生き抜いて、生き抜いて。。。
自分の理想を、生き抜いて。
自分の理想を、布に込めています。
小さな部屋で、少しだけの荷物で、少しの食べ物で。
大きな山の上で。。。
雨はしとしと降り続き、植物は命輝かせ、やがて来る秋に向け成長を続けている。
雲が山を動く姿が、美しい季節。
やがて、秋が来て、長い寒い冬が来るなら。
この草のように、ただ、夏は、生い茂るしかないのかな。。。
Bella Terra
美しい地球を讃えます
My lovely home town
地元葉山最終日。大好きなみんなと♥ 私の地元葉山は、実は、いまだに町。三浦郡です。
鉄道のない街は、駅前の開発もなく、量販店もありません。
小さな路地裏には、たくさんのセンスのいい小さなお店が並んでいます。
小さなころから、親の方針で量販店のお洋服はきたことがなく、食器も、食品も近所の小売店で購入していた記憶があります。
小学校の家庭科の授業では、近所の老舗のオーガニックショップの無添加のハムを食べる授業があったり、学校は200段以上の階段を登った、山の上にポツンとあって、デザイナーメイドな不思議な建物と海の見える小学校でした。
幼少期は、近所の山をひたすら探索していた記憶や。
小道の奥のおしゃれマダムのいるお店で、フランス製のコットンのお洋服や、小さな小物をおこずかいで少しずつ買い集めた記憶。
葉山アートフェスティバルでは、今になって、すっごい尊敬しているアーティストさんの小さな作品を、何も知らず購入していました。
小学校高学年まで、マンションを見たことなく、ひいおじいちゃんとおじいちゃんの手作りのお家に住み。年頃になると、おじいちゃんが私の一人部屋に小さな小屋を手作りしてくれたり。 おじいちゃんは、囲炉裏を作り、おばあちゃんと、フキを取りに山に入り、天草を拾いに行き、ところてんを作り。
学校も、自分のお庭が仕事が忙しかったりした時には、母が決めてくれた有給休暇制度で、学校のお勉強と自分の好きな事とバランスを取らせてくれました。
音楽家や、画家の多いこの町では、ステキな家が立ち並び、画一的な景色ではなく、古い洋館や古い別荘などを見て育ちました。
写真の海の家Blue Moonには、高校生から遊びに行っていました。
今日行った、普通の本屋さんにはオーラクルカードのコーナーがありました!びっくり!!
その時は、当たり前だったけど。
今思うと、自然とおしゃれな建物が両立した、そんな環境で育つことができたおかげで、今の自分があると思います。
それも、パチンコ屋や量販店、建築基準の厳しかった町の方針に守っていただいていたのだと今は思います。
また、私が今、こんな活動ができるのも、葉山の先輩たちのあたたか~~~~い眼差しや、ご支援、お導きのおかげ以外なにものでもありません。
もうちょっと、この夏を楽しみたかったけど♥
明日出発。 パッキング全然してないから、いつものように今日は寝れないぞ!!!
あ~~~葉山に育って本当に良かった♡
やはり、子どもの教育や、育つ環境、見えるもの、聞こえるおの、触れるもの。。。 とっても大事な気がします。
子どもたちには、楽しく、美しく、豊かに、健やかな世界を見せてあげたいな~~~
私は、そうやって育って幸せだったって、今になって思うから◎
子どもの想像力やワクワクを最大限に伸ばせる町づくり!
神奈川県、葉山町は成功していると思います♡
この町に、この町のみんなに育てていただいたことに感謝しています。
さて、明日は出発!
12月にまた会いましょう。
大好きな皆様へ♡
いってまいります♡