Flowing with nature
旅の始まりは、山を降りるところから、雪山を歩いて降りたのは2月。
吹雪が止まなくて、なかなか山を降りれなかった。
やっと雪の止んだ日。雪が積もって凍って、また、その上に積もってを繰り返した、雪だらけの山道を降りた。
やまを降りるために、普段でも1時間かかる道のり。
この日2時間以上。夜行バスの乗り場の村までローカルバスに乗る。
これだけでも、半日。
夜行バスでデリーという都市にでた。バスの終点には、リキシャがたくさん止まっている。デリーは、なかなか混み合った町で、観光客は普通リキシャに使ってしまう。
でも、せっかくの旅。
山では、野菜買うのに往復10km位歩いてたし、デリーも自分の足と公共交通機関で。
久しぶりの低地で、酸素が多いせいか、バックパックを背負っても、歩道橋、地下鉄の乗り換えの階段。身体が楽だわ〜〜。そして、値段も10分の1位。
何度か道に迷いつつ、やっとの事で外国人用のチケットカウタンターのある、大きな駅に辿り着いた。インドの鉄道のチケットは、予約が簡単ではない。かなり前から予約するか、外国人旅行者には1ヶ月前に予約する事が出来ないので、そのために鉄道会社がキープした席もあり、特別な窓口のある駅に向かう。
南インドに向かう列車、その晩の席が空いていた!等級がAC付きの3等。初めてAC付きのクラスに乗ってしまった。値段は、私にはビックリする位高かったけど、ちょっとの贅沢。
列車は、チケット売り場とは、また1時間位離れた駅からしか乗れないので、また移動。
そうして、38時間の電車の旅。
夕方5時に、電車に乗って、二晩眠って3日目の朝、ゴアという南の街に着く。
2泊3日も、列車の同じ席にいる。入れ替わり立ち替りする乗客達。インド人にしか会わなかった。
さすがはインド人、やたら話しかけてくるのですが、みんなヒンディー語で話しかけてくる。
そして、「あなたはどこの出身?どこから来たの?」と聞いてくる。
「私は、ヒマーチャルの山から来ました。」
「チベット人?ネパール人」
「日本人なんです!」
「えっ?本当に?」
入れ替わる人達、みんながインド北部の人だと思っていたみたい。
まぁ、めっちゃなまった村仕込みのヒンディー語しか話せないからなぁ。みんな大笑い!
そんなこんなで、インド広し。たくさんの地方の方達と楽しくお話ししていた寝台特急。
さて、ゴアから、さらにローカルバスで4時間位、ついに目的地のゴカルナに着いた。
途中、マングローブの海が広がっていたり、塩田で塩作っていたり。
パパイヤ、ヤシの木、熱帯の植物が生い茂る道のりをバスの中から眺めていた。
村を出てから、3晩をバスと電車で過ごして4日目の昼過ぎだった。
インドって広〜い!これだけ、走ってもまだ、端っこに着かない。。。
南インドは初めてで、まず、驚いたのが、言語が全く違う事。
久しぶりに、周りの人が何を話しているのか完全にわからなかった。
英語もヒンディー語も街の音の中になく、久しぶりのその感覚に、旅してる!って思いました。
そして、最終目的地。南インドのジャングルとビーチへ。
またまた、小さなバスに乗り換えて、小さな漁村の集落へ。もはや村でもない。
そこから、歩いて30分。
パラダイスという名、それはそれは美しいビーチへたどり着く。そこで、昔からの馴染みのイタリア人の二人組みと合流。
荷物は、バックパック一つだけ。
ビーチサイドの丘には、所どころに小さな平らな場所がある。
さて、お気に入りのテラスを探して、そこを基地にした。
テントも寝袋もマットもないから、段ボールを開いてひいて、枯葉をたくさん集めて地面にひいて、その上にぬのをひいたらベッドのできあがり。
水は、崖を登って降りてして15分位の場所に湧き水がでていた。
海を見下ろす崖肌の壁から、チョロチョロと湧き出す水。
1L汲むのに30分かかる、けど、とっても美味しい水。
朝、太陽が昇る前、静かな時間に砂浜を歩いて、崖を登って、水を汲む。
待ち時間は、朝の海を見ながら、呼吸法をしたり、ストレッチをした。
そして、基地に戻って、薪を集めて火をおこし、汲みたての湧き水でお湯を沸かし、コーヒーをおとす。
それから、ポリッジとサラダがお気に入りの朝ごはんだった。
昼間は、糸を紡いだり、モノ作りをしたり、海で泳いだり、フリスビーをして遊んだり、ビーチをひたすら散歩した。
紙がないから、砂の上に絵を描いたり。結局3メートル位の大きな絵になった!
波の音がとても綺麗だから、波に合わせて歌を歌ったり、音楽を仲間と奏でた。
火が暮れてからは、またまた、大自然は違う美しさを見せてくれた。
夜光虫がいて、波打ち際は光の帯が行ったり来たりしていた。夜光虫の真っ暗な海で、バタバタすると、自分の身体の周りが虹色に発色して、映画のアバターみたいに、自分の体が見えた。
星があまりにも多いくて、空一面、星が瞬いて、多すぎて線みたいに見えて、ずっと見ていたら、宇宙の作った図形?曼荼羅?なのかなぁ。なんて、眺めていました。
寝床に戻って横になると、波の音。
そして、生い茂る植物が月明かり写るシルエットが綺麗だった。その隙間から星が見えて。
何人ものイビキが聞こえるほど、近くにたくさんの人が寝ていたし、朝起きた瞬間から、誰かが周りにいる状況たいで、プライベートは全くないけど。まさしく、そこはパラダイスだった。
でも、そこはインド。盗難も多発していて、高額な物を持っている人は、かなり可哀想な目にあっていた。
3メートルも離れていない、別のテラスには、ハンガリー人の20代前半の男の子と、東ヨーロッパから来た、50代の男性、30代のロシア人も、そこが気に入ってステイしていた。他にもたくさん人は居たけど、何となく、彼らとは、お互いに食べ物をシェアしたり、水やマキをシェアしたり、気持ち良く自然と仲良くなった。特にルールも話し合いも無かったけど、お互いの荷物を見張りあったり、ただ、ハンモックに揺られながら、海を一緒にみていたり。
とても気持ちのいい時間を、共有できた。
友達とか、仲間だからとかという、共有意識で繋がるわけでもなく、みんなが自立していて、個々が共にその場にいる事が気持ちよかった。
いろんな国からやって来た個性的な仲間達。そして、そんなみんなを訪ねてまた、その友達がやって来たり。
オーストラリア人の女の子ルナとは、今まで旅中に何度もあった事あるらしい。チャイ屋で一緒な席に座ってたり。セルフィまでインド人のおばあちゃんに誘われて一緒とったそうだ。初めてちゃんと話したら、私達は直ぐに仲良くなって、お互いのアートを物々交換した。
みんながお互いの輝く個性を持ち寄って、音楽や絵。たくさんシェアして遊んだ。
大好きな友達が、またたくさん増えた。
私は、久しぶりに自由になった。
山に籠って、織物に取り組む「Umi」という存在はみんな知らない。
ただ、モノづくりばかりしている
、チベット人みたいな旅人。。。
ただの旅人。。。
20代の子達は、36歳の私をめっちゃいいね〜〜!って言ってくれた。
いい感じに人生楽しんできたんだねって。
うん。自然の中で、リュック一つ。
飾る事も、繕う事も出来ないから。
作った物も、織物みたいに、あんまり意味があるモノでも無かったけど、自由に作りたいモノを作りまくっていた。
お金をかけて、非日常を味わえる、快適な旅も良いけれど。
野宿しながら、毎日好きなビーチで好きな時に眠る。そんな旅が好きだった。
今までも、色んな国でそんな旅をして。地球の美しさに心を奪われ続けてきたね。
そんな旅をインドでもできた。
ありがとう◎
どうやら、そんなワイルドな旅の適性が、結構あるみたいな私。
大自然の中でも、生き抜ける身体と心を持って。この地球に生きれる事がとても嬉しい。
そして、この後の旅も、ますます面白く、ますますカオスに。ますますワイルドに^ ^
それは、また、次のお話し。
あ〜〜地球丸ごと味わせていただいてます。
美しい地球さんに感謝の気持ちが溢れて。
ありがたい。
ありがとうございます◎
原毛が紡げるようになるまで。。。 Wool is ready to start spining now...
こちらインド。寒くなってまいりました。
もう雪は春まで解けないのでしょう。
日中もマイナスなのか。。。いたるところがツルツルで、山道を降りる時は、みんなでツルツル滑って転んで、なんだかそんなことが、みんなでとっても楽しくて、笑いあったり過ごしています。
新月で洗った原毛は、太陽の光を浴びてしかっり乾かされました。
乾燥の途中では、すごく寒い日の夕方、部屋で薪ストーブにあたっていたら。。。
突然!吹雪が来るから。ウールをしまうわよ!!!とローカルの方がすごい勢いで部屋まで呼びに来て!慌てて、上着を着こんで、外にウールの回収の作業に行ったり。
また、雪が解けて、太陽が出てから干したり。。。
なんとなく、昔、山小屋で働いていた時、嵐の前。。。上着を着て、山の荒れた天気の中へみんなで作業!をしに出ていった日の事などが思い出されたりしました。
何とか無事に、ふわふわに乾いてくれました
そして、5。6時間ほど離れた街にて、コーミングの機械がけをしてきました。
これで、やっと、原毛が紡げる状態になります。
ローカルの女性と二人で行ってきました。
15kg。。。なかなか、かさばる。
行きは、おなじみの満員のローカルバスで谷を降り。。。
コーミングの工場では、最初5日後じゃないとできないと言われ。。。
でも、ねばったら。その日にできた!という何ともインドっぽいストーリー(笑)
結局、作業が終わるまですっごい待って、何とか無事にコーミング終了いたしました。
工場の方も、ふわふわでいいクオリティーだね!って言ってくれました。
それから、町で薪ストーブの煙突。フライパン。お鍋。ヤサイ(大きな町はやっぱりなんでも揃って、お値段もお安い)などなど、冬の支度のお買い物。
帰りはバスがもうない時間になってしまって、タクシーにウールや生活用品を満載に詰め込んで。バス道路のある下の村で一晩過ごして、村に戻ってきました。
今回は白。
茶色。
グレー。
薄赤茶色。
4色の原毛が完成しました。
グレーは白40%。茶色60%を混ぜて、混ぜて、コーミングして作りました。
やっぱり、ふわふわ。。。
紡いでいて、とっても気持ちいい。。。
いいウールは、きれいな糸になる。
とっても上等なウールに今年は仕上がりました。
この5年で一番いいと思うのです(笑)
冬の山の暮らしはとってもシンプルで。
人も寒すぎてあんまり外に出なくて。
朝は寒くて寝ていられないし、寒すぎて外にも出られないので。薪ストーブつけてコーヒーを淹れて。搾りたての生乳でカフェオレ。太陽が出て暖かくなるまで部屋で糸を紡いで。
また、昼間は日向で、おばあちゃん達と糸を紡いで。
夜も糸を紡いで。。。
ご飯を作って食べたり、掃除や洗濯をする以外、ほとんど紡いでいる。。。
カーストの都合で村の人の家には入れないし、ご飯も一緒には食べれないし。。。
とっても孤独だったりする。。。
一日中、ほとんどしゃべらない日もある位で。。。
天気予報。毎日マイナス10度を超える寒さを、携帯電話の画面は見せてくれるし(笑)
やっぱり山の冬は厳しいから、顔の皮膚もかさかさ、がびがびになってくるし。
まるで、60,70代の山のばあちゃんと同じ生活。。。
なぜ、私は?
なぜ、私は?
こんな山奥で。
埃にまみれて。
冷たい水にさらされて。
重い荷物を担いで。
そして、1か月かけてやっと紡ぎ始められる。。。
やっぱり自分で、自分は変わっているな。って思うの。
クリスマスもお正月もなく。
英語話せるお友達もいないけど。。。
FBのクリスマスとか、年末年始の楽しそうな写真に憧れながら。
こんな山奥で一人で、地味な作業に熱中しているのだ。
ある種、静かな静かな熱狂。
夢の中でも、作ってる。
情熱と平静。。。
日々、淡々と丁寧に。
情熱的になりすぎると、日々の暮らしがおろそかになって、結果、体調を壊したり、ペースを乱してしまう。
その時の天候や季節の移り変わりに合わせて、日々過ごしている。
作業というより、これが暮らし。
羊毛と共にある暮らし。
自然から素材を頂き、私の手を介して、布を織りあげる。
一つ一つの作業を、きちんとこなしていけば、ただの埃と汚れにまみれた羊の毛が、いつかこの世に織りて来る美しい羽衣となる。
おかげさまで冬ごもりも4年目。
質素な山の一人暮らし。
とにかく一人の時間は、一日22時間以上あるから。。。
あんまりにも、寒い吹雪の日が続くと、気分が落ちてくし。
とにかく、しっかり食べて。ストレッチして。
良く眠ること。を心がけて。
羊毛に関しては、少し余裕と、自分の知恵を少し信じられるようになってきた今日この頃。
この冬に、織りたいデザインを考える。
自分のビザの時間と技術。。。
まずは1㎏糸を紡ごう。。。
そしたら、また織りの修行の始まり。
たくさん紡いで、紡いで。糸をため込んだら次は織りの始まり。
日中
夕暮れ
月の出。。。
春夏秋冬。。。
こんなに静かに、山の中で過ごす日々。
冬はとにかく静かです。
私も、この静けさをうんと味わっています。
ちょっと面白い村での話。
この辺りの人は、人の部屋に入ってくるときにノックもしないで勝手に入ってくる。
最初は、すごい嫌だったけど。。。今は慣れてきちゃった。。。
ウールが紡げる状態になったら、どこで聞いたのか?村のおばあちゃんが私の部屋にやってきて。
紡いであげるから仕事ちょうだい!
と言いに来た。
私はその時、ちょうどパンケーキを焼いていて、そのパンケーキをハイエナのような目で見つめる、村の子どもと過ごしていた。
焦げたら困るから、ウールの事は後にしてほしい私。
でも、ばあちゃんは止まらない。
今!1kg!!!と言い張る。
村の子どもは、早くパンケーキが食べたい!
機嫌が悪くなる子供。。。
そんな事は気にせづ、おばあちゃんは秤を持って部屋に入ってきて(笑)
耳の遠いおばあちゃん、大声で1㎏!!!今欲しい。
パンケーキなんて気にしない。(笑)
子どもと私。。。焦げちゃうから。。。。
結局、おばあちゃんの押し切り。
先に計って、おばあちゃんにお願いして、私たちはパンケーキを食べました。
人のお部屋に勝手に入ってきて、パンケーキをねだる子供。。。
そこに、またも勝手に入ってきて、1㎏原毛持って行くおばあちゃん。
昭和ってこんな感じだったのかな?
残すところ今年もあと1日。
本年はたくさん新たな事にチャレンジいたしました。
たくさんの方に、本当にお世話になった一年でした。
いつもありがとうございます。
皆様への感謝の気持ちを込めて、笑顔溢れる年末年始をお過ごしになりますように。
良いお年を^^♡
Happy new year and merry Xmas from Parvati India.
May all of beings be happy.
LOVE and LIGHT
Washing wool photo
ウールを洗った時の写真です。前回の投稿で、日本人のカップルの旅人さんがいらしてくれた事は少し書きましたが!
お二人から、写真を頂きましたので、皆様もご覧ください。
のどかな感じですね。
この次の日位から、天気が崩れ始め。
毎日、雪が続いています。
すべてはお天気しだいで作業が続いていきます。
次に晴れる日まで、こちらの作業は一旦お休み。
私も、普段は村着を着ていまーす!
赤のスカーフと黒のカーデガン、グレーのローカルドレス^ ^
自分の映っている写真が普段ないので、嬉しいなぁ♡
ありがとう◎すてきな旅人さん達でした。良い旅を!
Photo by Emiri and Chihiro from Kagoshima Japan
12月7日 新月 ウールの洗いの作業
昨日の新月。
ヒマラヤの山水のせせらぎにてウールを洗いました。
ローカルの方3人と、鹿児島からの旅人のカップルが手伝ってくれました。
まず、日本人カップルの二人は、3か月くらい前にトレッキングにこの村にたまたま訪れた日本人青年のお兄さんと彼女さん。30歳と24歳の息もぴったり、目をキラキラ輝かせて話すステキなお二人。弟さんから私の話を聞いて尋ねようと持っていてくれたみたいですが、なんと、山に戻ってくる途中、一泊した温泉宿でばったり。それから、仲良くしてくれて、ウールの洗いをするよーと言ったら、村まで駆けつけてくれました。
村から10分くらい離れたところにある水源。
ナラと呼ばれる渓谷にて、石でプールを作って、そこでウールを洗います。
わきの高台で大きな寸胴鍋に薪で火を沸かして。
かりたてのウールを、まずはお湯につけて、油抜きして。
それから、せせらぎに作ったプールにウールをつける。
ゆくっりと毛はほどけ、柔らかく、水面を漂う。
一人の女の子は、絶えず湯を沸かし、下準備。
一人の女の子は、洗い終わったウールを運ぶ。
手際も良くて、どこで習ったのかと聞けば、おばあちゃんに習ったと。
二人のおばあちゃんは、羊飼い。
今も、羊の放牧に山にこもっている。
こんな、雪降る山の羊飼いのおばあちゃん達。すごい方のお孫さんに生まれてきたね。
お母さんと、私と、二人の旅人は、ひたすらひたすら、ウールを洗う。
流れる川の水に、ずっと、手をつけて。
漂うウールに集中し続ける。
原毛がほどけて、埃や汚れが落ちて、本来の美しい色を見せてくれる。
旅人の二人がしきりに、柔らかい、きれいと言ってくれた。
一生懸命、買付もいい場所を選んだつもりで。
でも、洗ってみないとわからない。
私も、自分でも思いました。
柔らかくて、いいウールを選んだな。と。。。(少し照れます。でも、本当にいいものが分けてもらえました)
“日本で待っていてくれる皆さん、ここまでの作業は最高です”
ふっと、横を見ると。
谷が眼下に広がり、開けた景色。
その奥に覗く、雪をかぶったヒマラヤの山並み。
この日は、たまたま新月で。
山水の中で、働くみんなの顔は輝いていて。
村のお母さんと子供たちと、冗談を言いながら、笑いながら、一緒にみんなで作業ができた。
大変な作業なのに、とっても楽しくて楽しくて。
真剣に、でも、心の底から湧き上がってくる、楽しい。幸せっていう単純な気持ちで。
手伝ってくれたみんなもハッピーな感じで
新月の山の水と、この山の作り出す空気と、太陽の光と。。。
羊毛だけじゃなくて、私たちをも浄化してくれた感じがします。。。
今日は、風邪をひきました。
雪の前に、洗いの作業が終わらせたくて、インドに来てからも、いきなりふつうモードでいまして。洗いの作業が終わって、ここ最近の日々の毒だしな感じです。
今日は、部屋でゆっくりしていて、カブとニンジンを、たっぷりのショウガとネギと一緒に薪ストーブで煮込みました。
そこに、日本でお友達から頂いた、手作り醤油をいれて食べるんだ。
こちらも頂き物の、手作り梅干しと手前味噌は番茶と一緒に寝る前に飲めば、きっと明日は大丈夫。
デジカメを新しくしたのですが、写真のサイズの設定がブログやFBに対応していなかったみたいで、写真が、アップできないのですね。
やっと、原因が分かった。
写真ないし、ブログを書くのはやめようかと思いましたが。。。
ここに来ると、足ることを知る。を、教えていただけます。
写真付きの方がもちろんいいけど。でも、書いてみる。
もしかしたら、写真なしでも楽しんでくれる人もいるかもしれないし。
私たちは、すでに、有り余るほど持っていますね。
今日も、素晴らしい一日をありがとう◎
Namaste India
山の村に戻ってきました。
こちらは、村の人達の薪の調達の真剣さに、冬本番が迫っているな。と感じます。
薪の用意、洗濯、掃除。。。山小屋風の小さな暮らし。
少しだけ、冬の山支度が整ってきました。
帰ってき改めて思うのが、どこを見てもきれいな景色で。空気がきれいで。夜空の星には星が降ってきそうなほど、近く、隙間もなく輝いている事。
きれいすぎるほどきれいで、私にとっては、ほっとできる場所。
でも、すぐにインドの事情は、乗りこなせず。。。
電気事情に、なかなか苦戦しましたが。
やっと、パソコンからネットにアクセスできました。
さて今回の移動では。
中国の空港では空港の片隅で夜を過ごしたり。
デリーでは、バスチケットを購入してあるのに、リストの記入漏れでバスに席がなく、バスに乗れず、他のバスに空席を聞きに行ったり。。。
最寄りのバス停で降りた瞬間、山へタクシーの相乗りを持ちかけられ、少し走ったところで値段が高くなり文句を言ったら、その場で荷物と一緒に置いていかれたら、3分もしないうちに村に戻るローカルバスが目の前にやってきたり。
とにかく、インドの移動は何度来ても、何度来ても、理解できないときはかなりあるものですね。
どうやら、値段次第でずいぶん過ごしやすさが違うみたいですね。。。
おかげさまで、バス停のある村まで戻ってきて、温泉宿に一泊して、温泉を楽しみました。ここの温泉は透明で匂いもしないのですが、良くあったまって、入りやすくて、なんか体によさそうな気がします。
今回は荷物が多かったので、ポーターを頼もうとしたら、地元の男の子がかついでくれました。
ありがたいことです。
山道を村に向かって歩いていた時の事。。。
足の裏全体が、大地をつかみたがって。大きく伸びをしている感じがしました。
その後、どんどん身体が大きく動きたがって、生命力?っていうのかな???眠っていた隅々まで、酸素が通って活性化されているよう感じがしました。
やっぱりきれいな空気と、景色の中の、険しい山道を歩いていて、眠っていた感覚が少し戻ってくる感じがしました。
でも、帰ってきたばかりで、息も苦しくなったり、筋肉痛、膝も痛くなりました。
ゆっくり慣らしていきます。
ひまらやくらし。。。
途中で寄ったお宅では、おばあちゃん、家族みんなで歓迎してくれました。
ここのおばあちゃんは、私が日本に帰っている間も、靴下を作っていてくれていました。
すごい。4足も作ってくれていた!
日本で紹介用に作った、写真アルバムを見せたらみんなで見たり、郷土料理をいただいたり。
相変わらずの雰囲気に、私も自然と笑顔になった。
久しぶりにみんなと会えてうれしかったな。
この日は日曜日で、子ども達が猛烈に元気だった。やっぱりここの子供たちは、キラキラしてる。日本から届けた、小さなキャラクター物の巾着を、無理やり背負ってみたり、中身を出し入れしてみたり、私の想像できる、プレゼントの喜び方の最上級の喜び方だった。
かわいすぎたよー。子供たち。。。
ひまらやのたみ
村に戻って、前に住んでいた家に戻ったら、部屋を移動してほしいと奥さんに言われて。。。とりあえず今日は、何とか泊めてほしいとお願いし、旦那さんとは、何とも普通に写真を見せたり、羊飼いなので、羊の話で盛り上がって驚いた一日目。ちなみに部屋は埃だらけで、荒れ果て、廃墟のようだった。。。
2日目は、他の家を探そうと前から借りたかった家の家主に聞きに回る。2件目のに聞きに行った家で大家の旦那さんに会い、部屋の事を話したら住んでていいよーと。
それから、本気の掃除が始まって。
薪もお金を出してもなかなか譲ってもらえなかったりしていたけれど、今年は、すんなりまきも譲っていただけて。
洗濯をして。
◎
◎
◎
村のみんなも元気そう。
毛の刈り取りは年二回。
夏毛の刈り取りは11月ごろ。
6月に仕入れた10kgの原毛は、今、編んでいてくれていた靴下でおわり。
夏毛の仕入れて、雪が本格的に降りだす前に、原毛を洗って乾かしたいと思って、今回は日本にもう少しいたかったけど、このタイミングがぎりぎりかなーっと。飛行機の日にちを決めました。
原毛の買い取りは、なかなか過酷でした。
100kg近い、原毛の袋が山積みになっていて、そこから、一つ一つ袋から出して、色や、毛の質のいい部分を他の袋に詰め替えていきました。
山もりのウールをよじ登って、袋を選んで。
袋の中からいい部分をより分けて。
色ごとに袋はきちっり分けていないから、色ごとにより分けて。。。
埃だらけになって、ウールまみれになって、でも、獣臭さくはなくて、山の匂いがした。
その日の様子や、他にもステキな写真がいっぱいとれた。。。
SDカードがパソコンに読み込めず、そんな写真が多々あって。。。
ゆっくりここでの生活をつかんでいく感じで毎日過ごしています。
やっと、少し写真もアップできたし。
やまじかん。
やまくらし。
山の中でできることを。少しづつやっていくしかないなーと改めて実感。
それが、やがて、一枚の布になったり、かけがえのない友達になったり、大きな学びになるかもしれない。
今は、目にはみえないけど。
焦ってしまう時もありますが。
めっちゃむかつくときもありますが。
深く息をして。
気持ちを楽にして、さて、やることはいろいろありますが、やりたいこともいろいろありますが、自然と帽子を編み始めていました。
日本では、毎日いろんな事をしていましたが、やっぱり作るのが好きで。
ここに帰ってきてしたかったことはやっぱりモノつくりなんですね。
ゆっくりリズムをとりもどしている感じ。
今朝、雪の降りそうな雲だなーと見ていたら。。。
本当に降ってきました。
積もるほどではありませんでしたが。。。
みなさま、風邪などひかず、笑顔溢れる日々をお過ごしください。
One month has passed after I came back to Japan.
日本に帰ってきてから、あっという間に一か月が経ちました。
初めての展示会など、いろいろ新しい経験をさせていただきました。
新しく出会ってくださった皆様ありがとうございました。
ゆっくり堂さんでのギャラリーの様子。
こんなにステキに展示ができて、多くの方に見ていただけて、作ったみんなに見せてあげたいな。って心から思いました。
でも、展示会やお話し会は、初の試みで戸惑ってばかりです。
ゆっくりゆっくり、慣れていきたいと思います。
最近、とっても楽しかったのが“紡ぎのワークショップです”
北鎌倉のステキなお家で、歌うたいの“山口愛さん”の呼びかけで集まっていただきました。
私が一番好きな紡ぎ。
本当にあの感覚の気持ちのいいことと言ったら。。。
紡ぎに出会えて良かった、一生続けていきたいって思っているので、それを、人にシェアできるって幸せなお仕事ですね。
11月21日10:00- 14:00-でまだ若干の空きがあるようです。
ご興味のある方はこちらをご覧ください
日本で一番嬉しいのは和食です。もともと料理が好きなので、毎日おいしいもの作って食べています。これは展示会が終わって、いつもお世話になっている皆さんのために作った夕食。全部オーガニックのお野菜♥
インドにいる時には、インド人のみんなは私の料理を食べれないから、お振る舞いのお料理ができなかった反動か、最近、作りまくって、みんなで食べれるのが幸せです。
同居させていただいているお友達は、最近体重が増えてしまったと嘆いておりました。
インドに1年半いて自分では感じていませんでしたが、飢えを身体は経験したようです。毎日、お米とお豆の生活。10kg体重が落ちました。
戦争を経験したおばあちゃんが先ず言うように。これしか食べるものがなかったから。。。という感じ。
日本に帰ってきて、やっと食べれる。選べることが嬉しくてたまらない今日この頃です。
日本はいい国ですね。こんなにおいしい食べ物がたくさんあって、飢えてなくなる人もほとんどいないのです。
自分がこの一生のうちに飢えを経験することになるとは思っていませんでしたが。
食べれることがこんなに幸せだなんて思っていなかったです。
毎日、美味しいものが食べれるだけで幸せな事だ♡
そうそう、今日、航空券を買いました。
またインドに戻ります。
いっぱい食べて、インドに戻らねば♥